挨拶ができないから

巷間語られる「ゆとり世代」の問題点も、全てではありませんが多くがこうした人格的な部分に拠っています。「挨拶ができないからゆとりは駄目だ」なんてものも他所で見たことがありますが、挨拶って学校の先生に教わらなかったからできない類のものでしょうか。うちの娘は3歳の時点でちゃんと近所の人にも挨拶しているのに。
学校での学習にしても、本来は子供と保護者が職務として責任もって修めなくてはならないものです。学費を支給されて学を修めるために通うことを要請されているのですから、立場的には客どころか公務員と同じでしょう。しかし、学力低位層の親子にはそうした意識がありません。小学校一年生のときから、家庭で育てられた責任感には大きな格差が生じており、学校に通い始めてからも家庭はますますその無責任さを増大させる方向に動きます。そして、それを改善させようとするどころか一役買うのが社会であるわけで、学校の教育がどれだけ向上しようとも、家と社会でそれを否定することになるのです。ではそれに対して、社会経験を積んだ教員が働きかけることで改善できるのでしょうか。