共通性があるので

オーム真理教の事件でクローズアップされた問題は、まじめに修行に打ち込む人間が、教祖の命令一つでああいった凶悪な事件を起こし得る、ということです。 ナチスドイツもオウム真理教も、『既存の体制や中心的価値観へのカウンター(反抗)』として成立した政府機構であり宗教集団であるという意味で、共通性があるのではないかと考えます。
ナチス政権は、第一次世界大戦後のヴェルサイユ体制下において経済的・民族的に追い詰められていたドイツ国民の熱狂的な支持によって誕生しました。

ナチスドイツでは、ゲルマン民族が世界最高の優秀な民族であるとう『優生学を根拠に持つ選民思想』があり、アーリア人を祖先に持つ金髪碧眼のゲルマン民族にはそれ以外の民族を支配する正統な歴史的権利があると信じられていました。

オウム真理教は、現代日本社会において物質文明社会を超えた価値を求める学歴エリートの若者に支持されて勢力を拡大しました。