両親が見ています

お迎えに来ていた警察官に警察署に連れていかれました。警察署に着くと、すでに調書って言うのか上申書みたいなのが高校生くんの証言をもとに出来上がっていて、警察官がおいらに「読んで問題無ければここに署名して」って言ってきます。警察署の大広間で、高校生くんも同席してます。お友達はいませんけど、遠くから高校生くんのご両親が見ています。で、読んでみると「アルバイト一緒だったんですけど、悪口言われて喧嘩になりました。結果救急車沙汰になりましたけど、ケンカ両成敗で収めたいので借金の時効事件にしないでください」って書いてあります。うん、ブチ切れた。

冷静に、極めて冷静に、高校生くんに話しかけます。
おいら 「悪口って何のこと?」
高校生くん 「ワンパンくれるとか」
お 「なんでおいらはそんなこと言ったか分かる?」
高 「調子こいてっからだろ!」
お 「遅刻して、仕事も覚えないどころかサボってばっかだからよ」
高 「それは…」
お 「自分でちゃんと仕事してたって思ってるの?」
高 「そりゃサボってばっかだったけど」
お 「で、シフト当日にバックレで辞めた、そうだよね?」
高 「そりゃそうだけど…」
お 「おかげでおいらはハイタイムに一人シフトだよ、迷惑だったよ」
高 「…」
お 「それに対して殴ってやりたいって言ったらいけないの?」
  「こういうのはね、悪口じゃなくて勤務態度を注意されたって言うの、分かる?」
高 「…」
お 「おいらは君の倍の仕事して、半分しか休まないで、文句言えないの?」
  「そんなに君は偉いの?僕は君の奴隷?身分が違う?」
高 「そんなわけじゃ…」
お 「じゃあなんでそれが悪口になるの?」
高 「…」
お 「ってわけでまず悪口じゃありません」
警察官 「なるほど」